- キャリアブレイクに関する最新のアンケート調査の結果(期間と満足度)がわかる
- キャリアブレイクの期間を決める時に考慮すべきことがわかる
- キャリアブレイク期間の目安がわかる
- 期間別のキャリアブレイクプランのアイディアが得られる
最近話題の「キャリアブレイク」。
- キャリアブレイクを経験した人は、どれくらいの期間キャリアブレイクを実施していたのだろう?
- 何を基準にキャリアブレイク期間を決めたのだろう?
- キャリアブレイクの期間について、もっと知りたい!!
- 期間について悩んでいる。。。
忙しいあなたのために、最新の調査結果もふまえて記事にまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください。
結論から先に記載すると、
キャリアブレイク期間は、個々の状況や目的によって、最適なキャリアブレイクの期間は異なります。

え〜、それはそうなんだろうけど、
これだと何もわからないよ〜。



そうですよね。
キャリアブレイク期間の目安を紹介しますね。
キャリアブレイク期間は、3ヶ月~6ヶ月が1つの目安になります。
その理由については、記事の中で述べます。
なお、記事内で紹介されているキャリアブレイク経験者のデータや期間に関する情報は、あくまでも参考としてください。個々の状況や目的によって、最適なキャリアブレイクの期間は異なるという点はご認識ください。
そもそもキャリアブレイクとは?という方はこちらの記事をご覧ください。


キャリアブレイクの期間はどれくらい?
最近、キャリアブレイクに関する2つのWebアンケート調査が報告されました。
1つ目が、株式会社MS-JapanさんのWebアンケート調査(n=450名)。
キャリアブレイク経験者のうち、最も多いのは「1年以上」で37.0%、次に多いのは「1ヶ月未満」と「半年以上~1年未満」で19.6%という結果でした。「3ヶ月未満」を合計すると全体の39.2%を占めていて、1年以上を上回る結果でした。


もう1つが、アクシス株式会社さんのインターネット調査(n=300名)。
最も多いのが、「3ヶ月未満」の29%で、次に多いのは「3ヶ月~6ヶ月未満」で28%という結果が出ています。「1年以上」の回答を合計すると17%という結果でした。


それぞれの調査で微妙に結果が異なりますが、3ヶ月未満の割合が最も多いのは共通しています。「3ヶ月~6ヶ月未満」の部分で、調査による結果の違いが大きいですね。
この辺りの差異は、回答者の属性によるものなのか、気になるところです。(回答者の属性情報がわからなかったため、深掘りできませんでした。)
キャリアブレイクを検討する上で、アンケート結果から読み取ることができるとすると、自身の状況や目的に合わせて期間を設定している可能性が高いという点でしょうか。
期間を決める際に考慮すべきポイント
キャリアブレイクの期間を決める際には、以下のポイントを考慮しましょう。
- 目的
- キャリアブレイクの目的が明確であれば、自ずと必要な期間が見えてきます。スキルアップ、休養、海外経験など、目的によって最適な期間は異なります。
- ※目的を決めない!!という選択肢もありです。自分の感性を取り戻すために、ただ好きなように過ごすというのもキャリアブレイクの醍醐味です。
- お金(資産状況)
- 給与収入が途絶える期間なので、生活費を賄えるだけの貯蓄が必要です。また失業保険などの制度や、副業・投資からの収益も活用しながら、計画を立てましょう。
- ライフイベント
- 結婚、出産、育児、介護など、ライフイベントにのための期間もポイントです。自身のライフイベントを考慮して、無理のない期間を考慮する必要があります。
- 市場価値
- 自分が保有しているスキルや資格、これまでの経験・実績、キャリアブレイク中の過ごし方次第で再就職の可能性が変わります。また、キャリアブレイク期間の長さによっては、企業から敬遠される可能性もあります。



キャリアブレイクの目的や理由は人それぞれ。
お金や市場価値といった経済的な要素が期間を決めるには大きいと思います。
キャリアブレイクについてもっとじっくり検討したいという方は、書籍がおすすめです。
書籍に関してのレビュー記事もあるので、参考にしてみてください。
- https://careerbreak-life.com/book_review_careerbreak_02/
- https://careerbreak-life.com/book_review_careerbreak/
キャリアブレイク期間の目安
冒頭にも書きましたが、必要な期間は個々の状況や目的によって異なります。
おすすめのキャリアブレイク期間は、3ヶ月~6ヶ月が1つの目安になります。
では、なぜ3ヶ月~6ヶ月が目安になるのか?
その理由は転職・再就職への影響度合いです。
離職・休職の期間が長すぎると、転職活動で不利になる可能性があります。
ミライのお仕事が実施した採用担当者100人に「無職期間がどの程度あると気になりますか?」とアンケート調査結果では、「無職期間がどの程度あると気になりますか?」の問いに対する回答結果のうち、3ヶ月以上あると気になる:8.8%、6ヶ月以上あると気になる:38.2%というアンケート結果が報告されています。
採用担当者100名の「無職期間がどの程度あると気になりますか?」の問いに対する回答結果 | |
---|---|
1日でもあれば気になる | 5.9% |
3ヶ月以上あると気になる | 8.8% |
6ヶ月以上あると気になる | 38.2% |
6ヶ月以上でも気にしない | 47.1% |
結果を見ると、無職期間が6ヶ月を超えると、5.9%+8.8%+38.2%=52.9%と、「無職期間が気になる」と回答する採用担当者が過半数を超えることがわかります。
一方で、47.1%が6ヶ月以上でも気にしないという結果なので、6ヶ月以上のキャリアブレイク期間でも転職・再就職ができないということはありません。
この調査結果から、3ヶ月~6ヶ月がキャリアブレイク期間を一つの目安として考えると良いのではないでしょうか。
過去に、キャリアブレイク経験者について企業はどのように見ているかを紹介した記事もあるので参考にしてみてください。


期間別のキャリアブレイクプラン
- 3ヶ月
- 集中して資格取得の勉強に取り組む、短期留学で語学力を磨く、国内旅行でリフレッシュする、会いたい人に会う、読みたかった本や漫画・アニメをみるなど、短期間で新しいスキルを獲得したり、純粋に長期休暇としてリフレッシュするプランがおすすめです。
- 6ヶ月
- 少し長めの語学留学、ボランティア活動、インターンシップ、体のメンテナンスなど、新たな経験に挑戦するということもできます。ゆっくりと世界一周をするなども選択肢になってきます。転職活動期間も含めて計画を立てましょう。
- 1年
- 海外移住、起業準備、年に1回の資格への挑戦、長期のボランティア活動など、人生の転機となるような挑戦も可能です。また、精神的、肉体的な回復に1年以上かかるという方もいます。長期間無収入になるため、それなりの経済的な蓄えや国の制度の利用検討は必須になります。
キャリアブレイク中の過ごし方を紹介している記事もあるので、ぜひあわせてご覧ください。


キャリアブレイクの満足度
今回引用させていただいた2つの調査結果では、どちらもの結果もキャリアブレイクの満足度は80%を超えていました。




まとめ
今回の記事をまとめると、キャリアブレイク期間は、個々の状況や目的によって、最適なキャリアブレイクの期間は異なります。
キャリアブレイク期間は、目的、お金(資産状況)、ライフイベント、市場価値などを考慮して、自分に最適な期間を選びましょう。
キャリアブレイクはキャリアの1つの選択肢として、ライフキャリアを見つめ直し、「自分のありたい姿」を模索し、新たな挑戦をするための貴重な機会です。
キャリアに悩んだ時の1つの選択肢として、参考になれば幸いです。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!
参考になった、面白いと思った方はぜひコメントやシェアいただけると励みになります。
キャリアブレイクに関連したよくある質問については下記の記事にまとめてあります。
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